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日本は2030年までに中国の属国になる?

From:丸谷元人




台湾有事についてお話をします。



我々日本や台湾から見れば台湾有事で、中国から見れば自分たちの生存成長というもの、それから覇権の拡大を成し遂げるために絶対やらないといけないことで、中国と台湾は政治的には対立していますけど、経済的にはかなり親密にやってしまっています。


多くの台湾企業がやっぱり中国にも出て行っていますし、お互いがお互いを必要としていて、日本の企業もそうなってしまっているところがあり、非常に大きなリスクになってきています。


中台の場合は我々の想像以上に多くの経済交流が入ってしまっているという事実・現状もあります。


その中で、中国はサラミスライスのように徐々に浸透してくるというのが非常にうまいということです。


一方で台湾有事というのは何なのかと、誰にとって何なのかという話だと思うのですが、中国にとってはさっき言ったように生存と成長と覇権拡大です。


当然それはそうなってくるでしょう。


台湾にとっては台湾という国の主権を失うか失わないか、中国の属国になるのかならないのかというところだと思うのですが、日本にとって、私は日本という伝統のある国の存亡にかかっているものだと思っています。


台湾が取られてしまうと、日本が独立国として特に今のこのひ弱な憲法というか、


無茶苦茶な憲法しかないような中で日本が生存をしていくというのは独立国として非常に難しいことになっています。


もう食料でも何でも全部、これをそういった台湾海峡とバッシー海峡とかを通ってきますから、それでかなりのダメージ受けます。


私が10年以上前にパプアニューギニアにいたときはその土地の近海ではカツオなどの魚も大量に取れるし、土地も日本の1.25倍もあって殆どが未開の地です。


なおかつ金とか銅とか石油や天然ガスも大量に出るということが私はもう前から、2000年代からパプアニューギニアには絶対日本がアクセスして開発して、日本のブレッドバスケットではないですけど、そういった場所にした方がいいでしょうと言ってきました。


オーストラリアにも、こういう意味でもっと強く経済的にしないといけないと言ってきたのですが、なかなかそうなってはいないです。


今の状況で日本が中東の方にずっと頼りっぱなしになっていて航路も使わせてもらっている状態です。


しかも気がつけば日本海も中国海軍が入ってきて、津軽海峡や苫小牧にも我が物顔で中国がいっぱい入ってきて、釧路も中国が北のシンガポールにすると言っているわけです。


そうして夏の間は北極海航路を使ってどんどんやろうとしているとなると、中国はそういった意味で日本を属国の一つの州とか省の扱いにしてやっていこうということは、昔から構想を持っていたと思います。


私が学生時代のアメリカ人の担当教官も20年前でしたけど、こういった日本は2030年までに中国の属国になると言っていて、極めて人口も減り、そういった意味で中国語を使わないといけなくなってハッピーな国になるぞと言っていました。


私は20年前でまだ若かったので、何をと思ってカチンときて、こんなところで勉強してられるかと思ったのですけど、残念ながら着実にそういった方向に行き兼ねない状況になってきています。


24〜25年前は、私がオーストラリアで中国を専攻していたので、リュックサックを背負ってモンゴルから新疆ウイグルから四川の奥地から、山東省からずっと汚い鉄道で回っていたのですが、


その時に人民解放軍の同じ年ぐらいの少尉とか中尉とか清華大学とか北京大学とか中国人民大学の学生とか、いろんな人に会いました。


まず、そういった軍人とか中国のエリートたちが言っていたのは「いつか日本に追いついて追い抜かす」とずっと行く道中で酒を飲んで言うのです。


鉄道の中で会った人民解放軍の中尉は見事な英語を喋っていて、どこで勉強したんだというくらいのやつも「いつか日本を抜かす」と言っていました。


私は当時自衛官になりたいと思っていたので、戦争になったらお互い手加減なしでやりあおうとか馬鹿なことを言っていました。


一方で北京の方の学生も同じように勉強量が日本の学生とは違います。


ものすごく勉強していて日本の学生は当時同じ年齢の奴らはバイトやって、合コンやっていたような話ですよ。


特に文系は学校の授業にも出ません。


そう言った中で彼らは文系だろうが理系だろうが関係なく、理系のやつの寮の部屋に行ったら哲学書とかいろんな本が積まれていて、ローソクを灯して勉強しているわけです。


それを見た時に20年経ったら日本は負けるなと当時思いました。


本当に日本が20年経ったら負けると感じた当時90年代の中頃にそれを言ったらみんなに笑われました。


中国なんて東京都の税収よりも少ない国家予算しかないのに勝てるわけないだろうと、みんな笑っていました。


そうやって油断した結果、20年後に抜かれてしまいました。


この差はどんどん広がっていくばかりで、我々の知的怠慢とか傲慢さとかそういったもの、それから平和ボケですよね。


平和憲法を含めて問題を先送りにずっとしてきた結果がこうなってしまったということで、もう取り返しがつかないところまで来ています。


その中で最後に肝になるのが、この台湾海峡だと思います。


確かに他所の憲法を言っている暇は本当にないと思います。


有事になったら今は何が何でも戦わないといけないし、日本を守っていかなければならないという観点から、まずは戦術面も含めて全部見直して、これをできるような国の体制にしないといけないというのは間違いない話です。


そういった意味で台湾有事というのはずっと独立を維持してきたこの国が遂に独立を失い兼ねないきっかけになり得る深刻なことであると、、


我々もまだ惰眠を貪っていますけど相当に深刻な事態が私は台湾有事だなと思っています。