日本の没落を予言した昭和を代表する文豪とは?
「デジダル庁の職員は朝の4時まで残業してる。これ以上文句言うな!」
マイナンバーカードの度重なる個人情報の流出が炎上しています。
しかし、これは日本だけで起こっていることではなく、世界中でも同じような問題がいくつも起こっています。
例えば…
アメリカでは最大1万3千人分の情報が漏洩し、詐欺に悪用…
マイナンバーの売買、年金の不正受け取り、なりすまし労働が起こっています。
アメリカだけではありません。韓国でも個人情報約1億400万件が流出…
さらに、ドイツ・ハンガリーでは憲法違反の判決が出て廃案、イギリスでも2006年から運用したものの2010年には廃止しているのです…
世界でもこんなに失敗しているマイナンバーカード…
一体なぜ、河野氏をはじめとする政府はこれほど被害が出ている制度を導入しようとするのでしょうか?
日本政治について不思議なことは他にもあります。
例えば、
・小池百合子氏は東京で一軒家を建てるときはソーラーパネルの設置を義務化したり
(「目的はよくわからない、選挙のために言っているだけなのでは」と専門家の間でも疑問が沸いています)
・岸田総理はソーラーパネルを設置して日本の美しい自然な山々を禿山にしているのに森林税を課税したり
・岸田総理の秘書官であり、息子の翔太郎氏は官邸で飲み会をしていたり
一体いつから日本の政治はこんなにダメになってしまったのでしょうか?
実は、このような日本の没落を予言している人がいました。
それは、昭和を代表する文豪たちです。
しかも彼らは日本の絶頂期の高度経済成長期に日本の没落を予言していました。
例えば、
三島由紀夫
「このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東 の一角に残るのであろう。」
江藤淳
「今や日本人には「父」もなければ「母」もいない。そこでは人工的な環境だけが日に日に拡大されて、人々を生きながら枯死させて行くだけである。」
柄谷行人
「見かけは華々しく「現実」に接触しているようにみえながら、実は深い霧のなかに沈みこんでいる。」
では、一体なぜ彼らは、国中が好景気に沸いていたときにこのような予言をすることができたのでしょうか?
それは文豪だけが日本人が失った大切なものに気づいていたからです。
生活が日に日に豊かになっていった高度経済成長期…
物質的に生活が豊かになるその裏で、日本人は日本人として必要不可欠な大切なものを失っていたのでした。
月刊表現者事務局(経営科学出版)