ジェフ・ベゾスのスーパーヨット、米国平均世帯の年間炭素排出量の447倍を排出
タイラー・ダーデン 2023年11月28日
アマゾン創業者ジェフ・ベゾスが所有する5億ドルの3本マストのスーパーヨットは、気候に優しいとは言い難く、一般的なアメリカ人家庭の年間二酸化炭素排出量の何百倍もの二酸化炭素を排出している。
全長417フィートの「コル」は世界最大のセーリングヨットだ。年間温室効果ガス排出量はなんと7,154トンで、これはアメリカの一般家庭の年間二酸化炭素排出量の約447倍に相当する、とニューヨーク・ポスト紙がインディアナ州の研究者の話を引用して報じている。
インディアナ大学の人類学博士候補であるベアトリス・バロスと人類学者のリチャード・ウィルクが、コルの排出量調査を主導した。
バロスは、「しかし、彼らはとても裕福で権力者であるため、(二酸化炭素を排出するスーパーヨットで旅行する)権利があると感じているのです」
コル号は3本のマストで航行する 『環境に優しい 』船だが、ディーゼル船舶用発電機で電力を供給するため、温室効果ガスが大量に排出されているという。
一方、億万長者たちは、豪華なスーパーヨットで世界中を航海し、大量の二酸化炭素を排出するガルフストリームG500で大陸を飛び回りながら、気候変動を提唱する。そして、ガスコンロの禁止、ガソリン車の段階的廃止、昆虫バーガーを最終的な目標とする牛の屁の禁止、その他WEFのグローバル・リセット計画を反映した社会の急進的な構造改革を法律で提唱する。
これはすべて、木曜日にドバイで国連気候サミットが始まる数日前のことだ。
2週間にわたるCOP28サミットは、「グリーン」エネルギー・バブルが崩壊しつつあるときに開催される。