25 Jun, 2023

ジリアン・キーガン英国教育相は、英国の生徒が親の同意のもと、自分の性別の代名詞を決め、「社会的に移行」できるようになることを求め、ジェンダーと移行に関する待望のガイダンスがまもなく発表されると約束した。

政府は、夏学期が終わる前にジェンダー・アイデンティティに関する相談ガイダンスを発表すると、キーガン氏は土曜日のテレグラフ紙への寄稿で約束した。

この発表は、イギリスの複数の中等学校が、生徒たちに猫や馬、さらには惑星を自認させるだけでなく、そのような妄想に従わない生徒を罰しているという報告を受けたものである。

ライ・カレッジ・イースト・サセックス校の職員は、教師がクラスメートがメスの人間であるにもかかわらず、どうしてオス猫だとわかるのかと質問した生徒を「卑劣だ」と烙印を押した事件について謝罪し、学校側は「インクルーシブ教育に取り組んでいる」としながらも、「今後このような出来事が起こらないように（プロセスを）見直す」と説明した。

キーガン氏は、ライ・カレッジはすでに「何が起こったのか正式な調査を行っている」と主張し、英国の教育基準監視機関Ofstedが検査を検討していると述べた。ダウニング街は、子供たちが人間以外の何ものでもあると教えるべきでないことを、教頭たちに優しく注意喚起した。

「私たちは教室や社会に常識を取り戻さなければなりません」と教育長官は書き、「教室は事実を事実として、意見を意見として教えるべき場所です」と説明した。

子どもたちは、特に小さいうちは、遊び場で想像力を膨らませることができるはずだが、クラスメートが動物や無生物であることを肯定するよう強制されることがあってはならないのは言うまでもない。

先週、2人の14歳の少女がキーガンに公開書簡を書き、"ジェンダー・イデオロギーという権威主義的な教義 "にまつわる "恐怖の雰囲気の高まり "を何とかしてほしいと懇願した。生徒たちは「異論を唱えただけでいじめられ、仲間はずれにされる」一方で、「ジェンダーに批判的な生徒たちは教師から罰せられ、生徒たちから排除され、友達からも見放される」と、10代の少女たちは手紙の中でキーガンに伝えた。

リシ・スナック首相は3月、学校向けのトランスジェンダーのガイダンスを夏学期中に発表すると約束し、州立中等学校の40％が親の同意なし、あるいは通知さえなしに子どもたちに性別の移行を自己申告させているという報告書に懸念を表明した。