台湾の領有権は誰の手の中にあるのか?
・中国は「台湾は中国の不可分の領土である」と主張するが、その根拠は中国が国連に加盟する際の国連決議にあるだけで、実際に中国が台湾を領有したことはない。
・アメリカのニクソン元大統領が、自分の大統領再選のためにキッシンジャー元国務長官を遣わせて忍者外交をさせていなければ、成立していなかった国連第2758号決議にのみ、共産中国が主張する「台湾は中国の不可分の領土」の根拠があるだけで、こんにちに至るまで共産中国が実際に台湾を領有したことはない。
・もし共産中国が旧ソ連のように崩壊して民主化した暁には、「中華民国」(台湾)が、いつでも「中華民国」(中国全土)を統治し、国家運営の骨格であった「国民大会」を復活させる用意があることを、「中華民国」憲法に潜ませている。
・日本が天安門事件後の対中経済制裁を解除して、中国の民主化の唯一のチャンスをもぎ取ってしまったことが、どれほど罪深いかが、この考察からもご理解いただけるのではないだろうか。
「中華民国」憲法は、その瞬間を待っていたのだ。
その唯一のチャンスを日本は奪った。