日本ファクトチェックセンター設立とプロバイダ責任制限法施行を時系列で
2年前に亡くなった女子プロレスラー・木村花さんの死をきっかけに日本ファクトチェックセンター設立とプロバイダ責任制限法が施行されたのではないかと思って調べたところ、それ以前から旧プロバイダ責任制限法が存在していたようです。
その一方で、日本ファクトチェックセンターについては、「セーファーインターネット協会(SIA、2013年11月8日設立)が9月28日に2022年10月1日に設立すると発表した」(Wikipedia)とあるのみです。
木村花さんの死が要因となったか否かは不明ですが、下記に時系列で記載しました。
青文字はWikipediaより引用です。
2001年11月
旧プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)制定、2002年5月施行
2021年4月28日
プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)公布
2020年2月
総務省「プラットフォームサービスに関する研究会」、報告書を公表
2020年5月23日
女子プロレスラー・木村花、22歳没。
自宅リビングに手書きの遺書と見られるものが見つかったことや硫化水素を発生させたとみられる薬剤の容器が見つかったことから自殺を図ったと見られている。
以前から『テラスハウス』出演時の言動などをめぐりSNS上で誹謗中傷を受けていたとされており、「コスチューム事件」以後は批判が激化していた。
2020年5月26日
高市早苗総務大臣は記者会見の中で木村が誹謗中傷を受けていたことに対して「匿名で人を中傷する行為は人として、卑怯で許し難い」と発言したうえで、匿名発信者の特定を容易にするなどの制度改正を含めた対応をスピード感を持って実施する意向を示した。
2020年5月26日
LINEやTwitterなどのSNS事業者でつくるソーシャルメディア利用環境整備機構は緊急の声明を発表し、SNS上での嫌がらせや名誉毀損などを禁止事項として利用規約に明記し、こうした行為を把握した場合、利用停止などの措置を徹底するとした。
2020年6月22日
Disinformation(偽情報・誤情報)対策フォーラム設立
2021年3月31日
「テラスハウス」木村さんを中傷の男性、侮辱罪で科料9千円
2021年4月21日
プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)の一部を改正する法律が成立
2021年7月15日
ワクチンデマ対策シンポジウムを開催
2021年9月16日
ネット中傷を抑止、侮辱罪厳罰化で懲役刑導入の刑法改正を諮問…テラスハウス事件が契機
2022年3月
Disinformation対策フォーラム(偽情報・誤情報)、報告書を公表
2022年6月13日
侮辱罪厳罰化、改正刑法が成立 「拘禁刑」を創設
2022年10月1日
SIA、「日本ファクトチェックセンター(英語表記:Japan Fact-check Center 略称:JFC)」を設立
2022年10月1日
プロバイダ責任制限法(特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律)施行
【参照】
https://www.saferinternet.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/JFC0928press.pdf