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ネットワーク鉄道、顔認識とAIで人々の感情を密かに監視 英国民には不評


ローダ・ウィルソン 2024年6月21日



過去2年間、英国内の8つの鉄道駅では、CCTVカメラによる人工知能(AI)監視技術のテストが行われた。 電車に乗る何千人もの人々が、改札口に設置されたカメラで顔をスキャンされ、そのデータはアマゾンのレコグニションに送られて分析された。


AIの試験では、撮影した画像から物体や動きを検出できる「スマート」CCTVカメラと、ビデオフィードをクラウドベースの分析に接続した旧式のカメラを組み合わせて使用した。 画像認識システムは、旅行者の年齢、性別、潜在的な感情を予測するために使用され、そのデータは将来的に広告システムに使用される可能性が示唆されている。


ワイアードが月曜日に報じたように、AI研究者たちは、感情を検出するためにこの技術を使用することは「信頼できない」と警告してきた。2022年10月、英国のデータ規制当局である情報コミッショナー事務局は、感情分析の使用に対して警告を発する公的声明を発表し、この技術は 「未成熟 」であり、「まだ、いやこれからも機能しないかもしれない 」と述べた。


AIの試験範囲は、以前にも報道されたことがあるが、市民的自由団体『ビッグ・ブラザー・ウォッチ』が情報公開請求に応じて入手した文書のキャッシュから明らかになった。


この件に関する記事の中で、『デイリー・メール』紙は、もし自分が撮影されていると思ったらどうすればいいかというセクションを設けている。 
https://www.dailymail.co.uk/news/article-13545891/Network-Rail-Amazon-AI-cameras-railway-passengers-emotions.html


以下は、ジェームズ・マクファーソンが、人々の心の中で何が起こっているのかを知るために密かにカメラを使用した「ディストピア鉄道」についての一般大衆のムードをとらえたものである。



英国運輸省、人々の感情を監視していたことが発覚
ジェームズ・マクファーソン



英国の駅に設置されたCCTVカメラが、人々の感情を監視するために密かに使用されていた。


このカメラはもともと、反社会的行動を減らすために8つの駅に設置された。


しかし、最も反社会的な人々は、いつものように権威主義的な支配者たちである。


政府部門のお偉いさんたちは、カメラを使って人々の表情をスキャンし、喜怒哀楽を記録することにした。


政府にとっては、あなたがどこに行くかを知るだけでは不十分だからだ。彼らはあなたの頭の中で何が起こっているかを知る必要がある。


自分の感情が監視されていることを知った列車の乗客は、一様に腹を立てていると言っていいだろう!


車掌さんには、そのことを小さなブラックブックに記録しておいてもらおう!


ネットワーク・レールは、アマゾンの技術は顧客満足度をチェックするために使っただけだと主張している。


私は今、極度の娯楽を感じているのだろうか、それとも信じられないのだろうか?


写真を撮って、ビッグブラザーを見つけよう!


ディストピア鉄道は、時間通りに走っている列車の割合をチェックするだけで、人々の感情を判断することができた。


しかし、それは1980年代的だ(1984年という意味ではない)。


ネットワーク・レールが不本意ながら認めたように、「広告収入と小売収入を最大化する」ためにデータを利用するのだ。


でも真面目な話、私たちを信じてください。


その通りだ。


この秘密裁判は、市民的自由を求める団体『ビッグ・ブラザー・ウォッチ』による情報公開請求の後に作成された文書で明らかになった。


その文書によれば、ストーカー、つまりネットワーク鉄道の職員たちは、自分たちの奇妙なプロジェクトが適切かどうか、少し考えてみたという。


彼らはこう尋ねた......「反対したり、押しつけがましいと感じたりする人はいるだろうか?」


うーん。いい質問だ。


自分の 「感情状態 」を判断するために、ますます全体主義的になっていく国家に撮影されることを、押しつけがましいと思う人が英国にいるだろうか?


提供された答えのひとつは...... 「一般的にはノーだが、人によっては計算できない 」というものだった。


そう、一部の人々だ!


政府が自分の心の中で何が起こっているのかを知るためにこっそりカメラを使うことに、人々が腹を立てていることを想像してみてほしい!


良いニュースは、国民の感情を監視し続ける必要がなくなったということだ。