情報あれこれ

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22年の超過死亡の原因は?

まずは下記の記事を読んでみて下さい。

https://news.yahoo.co.jp/articles/92a3a7aea487d9d5833735c7382de68cba02d0a5


・22年は21年の2倍多くの人が亡くなったのか。


・新規感染者数は先週よりも多かったの!?


・オミクロン派生型が最多!?


・やっぱり新型コロナ、怖~い!!


と、感じられた方もおられるのではないでしょうか?



でもこの記事、よ~く見ると・・・
下記の様に3つにわけることが出来ます。
そしてその内容は、それぞれ別の事が書かれています。



ウイルスや感染症について勉強をされた方であれば分かると思いますが、ウイルスというのは単体で増殖することが出来ないので、動物の体細胞内に入り込み増殖する必要があります。
初めは鼻や口から入り(通常、粘膜で捉えられる。これを曝露と言います)、ウイルスの数が1万個を超えると免疫が対処しきれなくなって細胞内に侵入され増殖開始(感染)、どんどんウイルスが増えて免疫の対応が追い付かなくなると発熱等によってウイルスを撃退(発症)、更にウイルスの特性を学習して免疫を獲得します。
その後、発症した人が病院へ行くと患者となります。


これを踏まえた上で記事を読むと・・・


上段の超過死亡について:新型コロナウイルスの流行が影響した可能性はありません。
万一、可能性があるのなら2020年も増えているはずですが、この年は9,000人減っているのです。
下記は、NHKによるこの3年間の死者数のグラフです。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/data-all/

2020年6月以前が記されていないので、東洋経済のデータを下に載せます。
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

2020年がこの3年間でいかに死者数が少なかったかがお分かりかと思います。
ほとんどの人が感染対策をしていたのにもかかわらず、この3年間は年を追うごとに死者数も新規感染者も増えているという矛盾。
感染症というものは、最初に感染者数・死者数が多くなり、徐々にウイルスが弱毒化していき落ち着く(人などの体内に共存していく。【参照】ヒト組織ヴァイローム(ウイルス叢)の網羅的描出 -健常人の体内における"隠れた"ウイルス感染の様相-|東京大学医科学研究所)ものなのです。


記事に「厚生労働省に新型コロナ対策を助言する専門家組織の会合で示された」とありますが、専門家であればこれらのこと(下記も含め)は充分熟知しているはず。
にもかかわらず、「新型コロナウイルスの流行が影響した可能性がある」とは呆れ返ります。
ただし!
「新型コロナウイルスの流行」を「新型コロナウイルス流行によって感染者数が増え、これを予防するためにワクチンを打ち、ワクチンを打ったことによって死者数が増えた」と捉えているのであれば正しいでしょう。
そう簡略化している可能性もありますよね、この記事。


中段の新規感染者数・先週対比:マスコミの感染者の定義は誤っているので(「陽性者=曝露者=感染者=発症者=患者」としている)何の意味も無いのですが、敢えて乗っかって読み進めると18都道府県で増えたとのこと。
まあ、これは陽性者数が増えたということなのですが、だから何?といったレベルの話。
何ら症状の無い(コロナ禍以前は、当たり前に健康な人でした。本来はこれが正しいんですよ)のに「陽性者=感染者」とされ増えているにすぎません。


下段のXBB/1.5:2021年11月に変異が見つかったオミクロンの症状は主に「咳」「のどの痛み」です。
怖いですか?
恐ろしい症状ですか?
もちろん持病があって免疫が落ちている時に発症すれば命にかかわってくるかもしれませんが、誰しもいつかは死にます。薄情なように聞こえるかもしれませんが、人類史上死なずに生きながらえた人は一人もいません。
ほとんどの人たちは、こんな単純な事さえも忘れているかのようです。